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中小企業のための労務管理入門

人事管理の役割と課題

このページでは、中央大学大学院戦略経営研究科の佐藤博樹教授の講義のポイントを取り上げていきます。テーマは「人事管理の役割と課題」。

人事管理の出発点は「業務」

人事管理の出発点は「人」か「業務」か?

答えは、「業務」。

業務が確定することで、労働サービスが確定し、そこから職業能力が確定する。

それによって、人材要件としての職業能力が確定する。

人事管理は、業務と人の両方を視野に入れる必要があり、人事管理の最終目標は、「自己管理」だ。

自己管理できる状態とは、能力発揮意欲が高い状態だ。

また能力開発の出発点は「期待」すること。

そして、労働サービス需要の充足策として、内部育成(make)と外部調達(buy)の適切な組合せが重要となる。

ワークライフバランスは、単なる子育て支援、ということではなく、高度な人事管理の実現により達成されるもの。

また、 OJT(on the job training)だけでは、今している仕事ができるようにはなるが、将来の変化に対応できる職業能力の開発にはならない。

それを身につけるには、実務経験に裏付けられた「理論的知識」が有効だ。

経験に基づく「理論的知識」の重要性

【講義を聴いて】

一つの物事を具体⇄抽象の両方の視点で考えられることで、応用が効くということは納得です。数学の公式で、基本原則を理解すれば、どんな具体的な数字が出ても解が出てくるようなものだと思いました。(岩﨑)

新しい人事労務管理 第5版 (有斐閣アルマ)」 – 2015/10/19佐藤 博樹 (著), 藤村 博之 (著), 八代 充史 (著)